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作戦レポート

ものづくりチャレンジ大作戦 まあちで子ども達が体験 ものづくりの学校、企業が参加

 子ども達にものづくりの楽しさを知ってもらおうというまちだ○ごと大作戦の取り組み「ものづくりチャレンジ大作戦 in まあち」が8月18日、「子どもセンターまあち」で開かれました。地域の学校や企業、団体が16のブースを出して、多くの子ども達が工夫を凝らしたものづくりのプログラムを体験しました。

 イベントは、鳥取大学地域学部の土井康作特命教授(技術教育学)らがつくる実行委員会が企画しました。会場では、コンピューターのプログラミング(桜美林中学・高校)、壁掛けフックづくり(町田・デザイン専門学校)やパイプを使った空気でっぽうづくり(東京学芸大学)など、子ども達の興味をかき立てるさまざまなブースが登場しました。

銅線でコイルを作っている様子
銅線でコイルを作っている様子

 都立町田工業高校は銅線でコイルを作って電磁石の体験を提供、参加した片桐彩那さん(小5)は「学校の授業でも実験が好きなので楽しかった。家でもつくりたいと思いました」と話しました。先生役を務めた町田工業高校の富田わかなさん(2年)は「身近なものでものを作る楽しさを子ども達に教えられて、とても楽しいです」と笑顔を見せました。

電磁石の体験に参加した片桐彩那さん
電磁石の体験に参加した片桐彩那さん(小5)

町田工業高校の富田わかなさん
町田工業高校の富田わかなさん(2年)

 サレジオ工業高専は電流が流れる銀ペンで絵を描いて電気回路をつくる体験を実施。電気工学科3年の伊藤幸寬さんは「僕たちが当たり前だと思っていることを、子ども達に分かってもらえるようにかみ砕いて説明するのが難しかった。先生の苦労が分かりました」と話しました。

電流が流れる銀ペンで描いた電気回路
電流が流れる銀ペンで描いた電気回路
サレジオ工業高専の伊藤幸寬さん
サレジオ工業高専の伊藤幸寬さん(電気工学科3年)

 型染めでコースターづくりを教えていた東京家政学院大学の守谷咲桜さん(4年)は「思った以上に子ども達が参加してくれて、楽しそうで本当にうれしい。小学校のころに夏休みの自由研究をしたことを思い出しました」といいました。

型染めのコースターづくりの様子
型染めのコースターづくりの様子
東京家政学院大学の守谷咲桜さん
東京家政学院大学の守谷咲桜さん(4年)

 親子で携帯電話を分解してリサイクルを学ぶソフトバンクのブースに参加した酒井渉琉くん(小6)は「携帯電話の中に部品がいっぱい入っているのが見られて面白かった」と話し、自身も電子部品の開発というものづくりに携わっている渉琉くんの父・健さんは「リサイクルについて子どもが考える機会になって、非常にいい取り組みだと思う」と評価していました。

分解された携帯電話
分解された携帯電話
携帯電話を分解してリサイクルを学ぶワークショップに参加した酒井渉琉くん(小6)
携帯電話を分解してリサイクルを学ぶワークショップに参加した酒井渉琉くん(小6)

 開発型の中小企業が集まる「まちだテクノパーク」はネジ締め体験とパラシュートの素材となるパラコードという丈夫なヒモを使ったブレスレットづくりを提供。菅野英昭事務局長は「ものづくりの仕事に携わっているので、子ども達にものづくりに関心を持ってもらおうと、こういったイベントには積極的に参加している。小さいころからものづくりに親しんでもらって、将来ものづくりに携わる人材に育ってほしいので、こうしたイベントは非常に意味がある」と語りました。

ネジ締め体験の様子
ネジ締め体験の様子
菅野英昭事務局長
菅野英昭事務局長

 土井教授は「小中学校の授業の中でものづくりを学ぶ機会があまりなく、家庭や地域でもものづくりを体験することが少なくなっている」と指摘。「学校や企業が、子ども達に教えるものづくりのプログラムを作ることが非常に重要。また学生が子ども達にものづくりを教えることで、学生にとってもものづくりについて深く考える経験になる。その第一歩として今回のイベントを企画した。そして地元の学校や企業、職人さんたちがネットワーク化して、ものづくりを知ってもらう活動を継続していくことで、生産者と消費者の双方の立場を理解できる市民を育てていくことができれば」と話します。

鳥取大学地域学部の土井康作特命教授
鳥取大学地域学部の土井康作特命教授

 この日は、学校や企業、民間教育団体のスタッフ計106人が、約700人の来場者にものづくりの楽しさを伝えました。

「どど~んどんちょう まあち大作戦」のブース
「どど~んどんちょう まあち大作戦」のブース

 当日、会場となった「子どもセンターまあち」の一角では、2020年4月の開館4周年に向けて、体育館の舞台の緞帳をパッチワーク方式でみんなで製作するまちだ○ごと大作戦の企画「どど~んどんちょう まあち大作戦」のブースも登場。取り組みに参加した子ども達は思い思いの色を手に塗り、布に手形を押し、その周りを自由に彩っていました。

関連作戦ページ

▶︎ものづくりチャレンジ大作戦 in まあち

写真:「ものづくりチャレンジ大作戦 in まあち」の様子

開場時には入場の列ができた
開場時には入場の列ができた
須藤敏昭さん(元大東文化大学 学長・名誉教授)の講演も行われた
須藤敏昭さん(元大東文化大学 学長・名誉教授)の講演も行われた
簡易ホーバークラフトを作るワークショップ
簡易ホーバークラフトを作るワークショップの様子
完成した簡易ホバークラフト
完成した簡易ホバークラフト
ソフトバンクの携帯電話を分解してリサイクルを学ぶワークショップの様子
ソフトバンクの携帯電話を分解してリサイクルを学ぶワークショップの様子
銅線でコイルを作って電磁石の体験を提供した都立町田工業高校の皆さん
銅線でコイルを作って電磁石の体験を提供した都立町田工業高校の皆さん
型染めでコースターづくりを行った東京家政学院大学の皆さんと参加者
型染めでコースターづくりを行った東京家政学院大学の皆さんと参加者

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