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作戦レポート

成瀬お助けたい 活動開始から1年で交流会 活動報告で「人のつながりの大切さ実感」

 成瀬地域住民の日常生活の困りごとをサポートする取り組み「成瀬お助けたい」が2019年1月のスタートから約1年を迎えるにあたり、2019年11月4日、依頼者にサービスを提供している地域住民の有志グループと、賛助会員として活動を支援している地域の企業や団体による交流会を開きました。約1年の活動の様子を、くつろいだ雰囲気の中で振り返りました。

交流会の様子
交流会の様子

 「成瀬お助けたい」は、成瀬1~4丁目、成瀬台1、2丁目、西成瀬を含む成瀬エリアに住む高齢者や障がい者、子育て世帯などを対象に、日常生活におけるちょっとした困りごとを有償(30分500円、作業内容によって相談)でお手伝いするサービスです。サービスの担い手となるサポーターズには34人が登録しており、活動にかかる運営費を支援する賛助会員には地域の37のお店、企業や団体が参加しています。

 今回、サポーターズと賛助会員に、これまでの活動を報告し、顔の見える関係をつくりながら親睦を深めようと交流会が開かれ、約40人が参加しました。冒頭、玉木徹代表は「2018年10月に何もないところから立ち上げましたが、地域のお店などを回り支援金をいただいたことは大変ありがたかった。人のつながりの大切さを感じ、感謝の気持ちを表そうと今日の会を企画した」とあいさつしました。

玉木徹代表

 続いて、これまでの活動報告が行われ、スタートからの9ヵ月間に234件の依頼があり、延べ287人が305時間のサポートを行ったということでした。内容では、庭の草取りや室内の片付け、庭木の剪定などが多く、発足当初は月10件程度だった依頼も多いときには40件を超えるほどに定着したということです。活動の様子を映像で記録した約15分のPRビデオも上映され、依頼者やサポーターズの声が紹介されました。

成瀬お助けたいPRビデオ

 賛助会員として取り組みを支援している地域福祉サービスセンターまちだ正吉苑施設長の折原太さんは「他の地域でも同様のサービスは提供されていますが、短期間で準備され、地域に定着させた『成瀬お助けたい』のやる気と情熱はすごい。介護保険制度ではサポートできない部分もありますが、助け合いということで柔軟に対応して下さるので、ケアマネージャーも『成瀬お助けたい』のサービスをプランに入れています」と話しています。

地域福祉サービスセンターまちだ正吉苑施設長の折原太さん
地域福祉サービスセンターまちだ正吉苑施設長の折原太さん

 同じ賛助会員のゆうき堂治療院の山森秀一院長は「私の母も同じような地域のボランティアをしていたのですが、60歳の時に体調を崩して、家の片付けなどが思うようにできなくなって、すごくストレスになっていました。その後、自らがやっていた地域の助け合いを利用して精神的に救われていたのを身近に見てきました。自宅で生活できるということが自信につながるので、成瀬お助けたいの取り組みを支援していきたい」と語りました。

ゆうき堂治療院の山森秀一院長
ゆうき堂治療院の山森秀一院長

 打ち合わせ会場やノウハウの提供など、成瀬お助けたいの活動をサポートしてきた南第3高齢者支援センター長の原口功一さんは「生活支援コーディネーターや見守り支援の中で地域の方に成瀬お助けたいを紹介してきました。介護保険制度を使ったサービスに制限があるので、こうした地域の活動が大事で、支えるだけでなく、支え合うということが高齢化社会には重要になってくると思います」と評価しています。発足前から協力してきた同センターの生活支援コーディネーターの諏訪秀雄さんは「ほかにも生活支援の活動はありますが、(成瀬お助けたいは)組織もしっかりしていて、素晴らしいと思います。」と語りました。

南第3高齢者支援センター長の原口功一さん
南第3高齢者支援センター長 原口功一さん

 夫婦でサポーターズに登録している児玉護さんは「2019年3月で会社の定年を迎えたので地域の役に立つことをしたいと思って参加しました。草取りなどをしましたが、とても喜んでいただけるので、つい夢中になってやってしまいますね。ご近所同士の助け合いでお役に立てることはやりがいがあるので、長く続けていきたい」と話し、妻の功子さんは「夫婦で参加すると共通の話題にもなって、理解も深まります。ぜひ若い方にも参加してほしいですね」と笑顔を見せました。

児玉 護さん(左)、功子さん(右)
児玉 護さん(左)、功子さん(右)

 町田市社会福祉協議会地域福祉課の井藤親子さんは「最近災害も増えていて、自分と近所の人たちを守るために地域の力も重要。成瀬お助けたいのつながりは防災にも生きてくると思います。つながりを大切に、無理せず続けていただければ」とメッセージを送りました。

町田市社会福祉協議会地域福祉課 井藤親子さん
町田市社会福祉協議会地域福祉課 井藤親子さん

 玉木代表は「今後は地元の大学の協力を得るなど若いサポーターズも増やしていきたい。サポーターズへの研修も今年刃物研ぎをやったので、来年は洋裁など充実させて、サポーターズの楽しさをアピールしていきたい」と抱負を述べています。

 交流会から半年。新型コロナウイルスの影響も受けつつ活動は続いており、この間サポーターズは39人に増え、活動を支援する賛助会員も46のお店や企業になりました。2019年度は372件の依頼があり、延べ441人が463時間のサポートを行うなど、着実に取り組みが地域に根付いてきています。

 6月中旬からは、メンバー全員でサービス提供エリアの約4500世帯全戸に、成瀬お助けたいを紹介するチラシを配布予定で、さらに利用者が増え地域に欠かせないサービスへと発展していきそうです。

▶関連作戦ページ:成瀬お助けたい
▶関連作戦レポート:成瀬お助けたい 日常の困りごとをお手伝い「心を結ぶサービスを続けたい」

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