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作戦レポート

子ども達に地域の手作りで夏の思い出を「みんなの森のシンフォニー」

 8月14日(金)から8月19日(水)まで、相原中央公園の芝生広場でブラックライトを使った光のショーとミュージカル映画の上映を行うイベント「みんなの森のシンフォニー」が開催されました(取材日:2020年8月14日)。

 このイベントは、コロナ禍で地域の夏祭りやイベントが中止となる中、「家族のために地域のために」皆で楽しめるイベントを地域住民の手で作り上げ、子ども達に夏の思い出づくりをしてもらおうと企画されたものです。

 イベントの主催団体の一つ、町田法人会 相原支部の支部長の青木幸雄さんは「今年の夏は「特別な夏」ということで、旅行や帰省ができずに相原でお盆を過ごす子ども達のために夏の思い出を作ってあげようという想いで、相原中央公園の自然と静けさを生かした夜のイベントを行うことにしました。映画は家族三世代で楽しめるようなミュージカル映画を上映します。光のショーはレーザー光線やプロジェクションマッピングも使って、皆さんに楽しんでもらえるようにしています。」と笑顔で話します。また、「コロナ禍でも安心して楽しんでもらうために、マスク着用の義務化、入り口での検温とアルコール消毒、またもしもの時にために、住所を書いていただくことにしました。」とコロナ禍でイベントを開催する大変さも語っていました。

町田法人会 相原支部 支部長の青木幸雄さん
町田法人会 相原支部 支部長の青木幸雄さん

 会場入り口では、イベント運営に協力してくれた地域住民の方達が来場者全員の受付を行い、一時的には長蛇の列ができましたが、皆さん協力的な様子でした。
会場である芝生広場の中央には8m×4.5mのスクリーンが鉄パイプで組み上げられおり、まだ昼間の暑さが残る中で地域住民の方が最終の準備作業に追われていました。

 イベントの開始時間が近づくと芝生広場にはシートを広げている家族づれが多く見られました。このイベントが多くの人に注目されていた事をうかがわせます。

会場の様子
会場の様子

 ブラック・ライト・ショーのために設置された蛍光加工された特殊な沢山の布のオブジェが風になびき、ブラックライトやプロジェクターの光に照らされ、幻想的な空間を作っていました。このブラック・ライト・ショーのアートコーディネーターは、昨年、熱海サンビーチで夜景とプロジェクションマッピングと音楽を融合させたイベントを実施したオペラ季節館の伊勢谷宣仁さんです。伊勢谷さんは「これだけのスケールで、レーザー光線やプロジェクションマッピングだけではなくブラックライトを使ったショーはあまり例がないです。布に丸い穴を開けたオブジェは今回初めての試みです。熱海でのショーで使っていたオブジェもあるので、このイベントは町田と熱海のコラボーレーションでもあります。」とショーの見どころを語ります。また「海にも行けない、山にも行けない、花火もお祭りもないという中で、子どもさん達に少しでも心の安らぎを提供したいという思いで、突貫工事的にはじまった事業です。8月に入ってから毎日、制作を行いました。」と時間的に厳しい制作だったことを話します。

ブラック・ライト・ショーのアートコーディネーターの伊勢谷宣仁さん
ブラック・ライト・ショーのアートコーディネーターの伊勢谷宣仁さん

 会場となった相原中央公園の指定管理者で主催団体の一つでもあるレスポアール相原 北島一夫理事長は、「はじめはここまでのイベントが開催できるとは思っていませんでした。イベントに関わる皆さんが、真夏の暑さだけでなくコロナに負けないという気持ちで、団結してこのイベントを行うことができました。森のシンフォニーに行ってコロナになったと言われないよう、イベント期間中コロナ対策はしっかり行い、みんなの力でイベントを成功させます。」と熱く語っていました。

レスポアール相原 北島一夫理事長
レスポアール相原 北島一夫理事長

 イベントでは映画の上映やブラック・ライト・ショーの他、アーティストによる音楽ステージも行われたほか、地元商店の協力によってかき氷やいなり寿司、酒まんじゅうなどが販売され、イベントを盛り上げていました。

アーティストによる音楽ステージ
アーティストによる音楽ステージ

 近隣の美術大学の学生の協力で、ブラックライトで光る蛍光塗料を使ったハンドペインティングも行われ、初日を担当した学生の一人は、相原で行われている竹あかりの取り組みで孔雀のオブジェ制作を担当した多摩美術大学の学生でした。

ハンドペインティングの様子
ハンドペインティングの様子

 手にペイントをしてもらった地元の小学生は、「チラシを見てこのイベントに参加しました。手にペイントをしてもらうのはとても面白かったです。夏休みはあまり遊びに行けなかったので、1週間前からこのイベントを楽しみにしていました。」と楽しそうに話していました。

手にペイントをしてもらった地元の小学生
手にペイントをしてもらった地元の小学生

 日が落ちると、会場内のブラックライトの光に手をかざしペイントアートが浮かび上がる様子を楽しんでいる姿が多く見られました。

ブラックライトで光るハンドペインティング
ブラックライトで光るハンドペインティング

 光のショーが始まると、暗がりの中に浮かび上がるオブジェと光と音楽を融合させた壮大なスケールのショーに来場者は大喜び。皆さん、「特別な夏」を楽しんでいました。

会場の様子
会場の様子

 9月に入って、スタッフ・関係者によるイベントの報告会が開催されました。
 来場者数は延べ約2,500人で、そのうち半数が地元相原で、小山地域1割、相模原市2割、その他2割となっており、遠くは、武蔵野市や秦野市から来場された方がいたこと、準備、片付けを含め運営に関わったスタッフの人数が延べ135名だったことが報告され、「相原だから、こんなに多くの地域の方が協力してくれた。」という意見が出ました。
 また、「どこにも行けない中で、楽しいイベントをありがとう」という参加者の声があったと報告されると、「コロナによって多くのイベントが中止となる中、あえてイベントを実施するということで不安があったが、やって良かった」「町田に相原ありとPRできた」との声が上がっていました。
 来年の夏も期待しているとの沢山の声があり、スタッフ・関係者は来年に向け決意を新たにしていました。

みんなの森の シンフォニーに携わったスタッフ・関係者
みんなの森のシンフォニーに携わったスタッフ・関係者

関連作戦ページ

▶︎光のショーとミュージカル映画を楽しむ夏休み大作戦

関連写真

ハンドペインティングの様子
ハンドペインティングを担当した学生の一人は、相原の竹あかりの取り組みで孔雀のオブジェ制作を担当した多摩美術大学の学生でした
会場では地元商店の協力によってかき氷やいなり寿司、酒まんじゅうなどが販売された
会場では地元商店の協力によって、かき氷やいなり寿司、酒まんじゅうなどが販売された
会場でポン菓子も作られ販売されていた。
会場でポン菓子も作られ販売されていた

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