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作戦レポート

世代を超えて手作りの棒でボールを運ぶ 棒サッカー大会『ころころカップ』開催!

 玉川学園地区で広がり始めた棒サッカーの初の大会「ころころカップ」が2020年11月28日(土)に、ころころ児童館で開催されました(隣接の子ども広場でイベント「ウィズコロナの小春祭 2020」も同時開催)。
 
 棒サッカーは関西の高齢者施設を中心に行われており、関東ではまだ取り組んでいるところが少ないニュースポーツです。椅子に座った競技者が、スティックでボールを相手ゴールに運ぶスポーツです。大会を開催した「棒サッカー推進委員会」※は「日本棒サッカー協会」が定める用具や正式ルールをアレンジし、スティックは手作りのもの、コートもブックエンドを使い、ルールもより簡単に楽しめるように変更し、2020年7月から玉川学園地区で普及活動を始めました。同推進委員会は、棒サッカーが老若男女、ハンデがある人もない人も、誰でも簡単に楽しめるスポーツであることから、高齢者の健康づくりと、棒サッカーを通した世代を超えた交流によって地域のつながりづくりを目指しています。

白熱するシニアの部の試合
白熱するシニアの部の試合

 大会は新型コロナ感染拡大防止のため、正式ルールでは1チーム11人のところを6~8人に変更し、シニアの部(60 歳以上)、 ジュニアの部(小学生以上)と家族で参加できる混合の部と時間をわけて開催されました。また、各部門が終了するごとに参加者は会場外に出てもらい、消毒作業を行った上で次の部門の参加者との入れ替えが行われました。

 参加者は対戦チームの参加者とコートを挟んで向かい合って座り、転がってくるボールをゴールに向かって懸命にスティックで打ち込み、熱が入りすぎて椅子からお尻が離れてイエローカードをもらいそうになる参加者が出るなど、どの試合も参加者の年齢にかかわらず盛り上がり、ゴール前の攻防は白熱した展開でした。

 シニアの部に参加した沼田喜子さんは「普段、みんなで力をあわせてスポーツをする機会はないので、高齢者にはとてもいいと思いました。座ってするスポーツですが、全身を使って汗をびっしょりかきました。こういう機会があればどんどん参加したいです。」と、笑顔で話します。

沼田喜子さん
沼田喜子さん

 ジュニアの部に参加した下村晴くんは「棒でボールを転がすのが面白かったです。みんなで協力して優勝できたのが良かったです。」と試合の感想を話してくれました。

下村晴くん
下村晴くん

 混合の部にご家族で参加された佐藤欣久さんは「思った以上に難しかったです。ゴール前に座っていてボールが相手ゴール前だなあと油断していると、あっと言う間にボールが転がってきてゴールに入れられてしまい、気が抜けませんでした。」と白熱した試合の様子を話し、また「6歳の息子を含む家族4人で参加しましたが、幅広い世代が一緒にできるのがいい。」とも話していました。

佐藤欣久さん(左)とご家族
佐藤欣久さん(左)とご家族

 棒サッカーで使うスティックを作る体験もでき、参加者は新聞紙を丸めて作ったスティックにテープで思い思いのデコレーションを施していました。

棒サッカーで使うスティックを作る体験
棒サッカーで使うスティックを作る体験

 「棒サッカー推進委員会」の代表で、ころころ児童館館長の内田延子さんは「地域をもっと元気にしたいと思い、子ども達と高齢者が、ともに参加でき世代間の交流ができるものとして、棒サッカーの取り組みを始めました。棒サッカーは、道具をそろえるのも難しくなく、ルールも簡単で子どもも高齢者も共に楽しめます。もともと棒サッカーは高齢者施設を中心に広がりを見せているスポーツなので、棒サッカーをこの児童館で行うことで、地域の高齢者に児童館に来てもらい、子ども達と触れあってくれたらいいなと思っています。これをきっかけに高齢者と子ども達のつながりができ、地域の人達がみんな顔見知りになって互いに声をかけあえるようになればいいと考えています。」と、地域での世代間交流への思いを語っていました。

ころころ児童館館長 内田延子さん
内田延子さん

「棒サッカー推進委員会」のメンバーで「玉川町トレ友の会」世話人の佐藤眞さんは「コロナ患者が増えつつある状況下での初めての大会だったので色々不安はありましたが、想像以上に盛り上がったと思います。シニアの部、ジュニアの部、混合の部、それぞれに味があって部門を分けて実施したことが良かったと思います。」と手応えを感じていました。また、「今後はまずは玉川学園を中心に、出張棒サッカーを行って棒サッカーを知ってもらおうと思っています。ある程度、棒サッカーが認知されたら、地域を越えてもう少し大きな規模の大会ができたらいいなと考えています。」と、今後の展望も語っていました。

佐藤眞さん
佐藤眞さん

※「棒サッカー推進委員会」は玉川学園でころころ児童館・ころころ学童保育クラブ・南大谷子どもクラブを運営する「NPO 法人子育て・子育ち支援タグボート」と、玉川学園で町トレ教室を主宰する「玉川町トレ友の会」とが協力して立ち上げた組織。

関連作戦ページ

▶︎棒サッカーで地域を元気に大作戦

関連写真・動画

「棒サッカー推進委員会」のメンバー
「棒サッカー推進委員会」のメンバー
試合の様子
試合の様子
試合前の準備体操
試合前の準備体操
スティックにテープでデコレーションする様子
スティックにテープでデコレーションする様子
会場となった「こころ児童館」
会場となった「こころ児童館」の玄関前
会場には「まちかど子どもギャラリー」の作品も展示されていた
会場には「まちかど子どもギャラリー」の作品も展示されていた
同時開催の「ウィズコロナの小春祭 2020」の様子
同時開催の「ウィズコロナの小春祭 2020」の様子

(写真:佐藤淳)

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