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作戦レポート

まちだ○ごと大作戦第1号作戦「あいはら夜祭り」 住民みんなで相原の自然、文化、歴史を発信

 市民・地域団体・企業などが「やってみたい夢」を、賛同してくれる仲間を募り、地域とのつながりをつくりながら実現する「まちだ○ごと大作戦」の第1号作戦が決まりました。4月7日(土)、8日(日)の両日、相原町大戸地区一帯で開かれる「第2回あいはら夜祭り with 大戸武蔵岡さくらまつり」です。
 相原駅から西に約3km離れたキューピットストア駐車場からあいはら幼稚園までの町田街道沿いに広がる6会場で、昼はアウトドアイベントを楽しみ、夜は古民家のいろりを囲んで交流するという相原の自然と歴史を満喫するイベントです。準備を進める「ウェルカム to 相原 あいはら夜祭り実行委員会」のみなさんにお話を聞きしました。(2018年3月22日取材)

 あいはら夜祭りは、モーターホーム(キャンピングカー)やマウンテンバイク、サイドカーなどの体験、ドローンバーチャル体験、地域の自然を生かして丸太切りや穴掘りなどを競う「ヘラクレスレース」、子どもたちに大人気の小ぶりの弓矢による射的、木登りを楽しむ「ツリークライミング」などのアウトドアアトラクション、地域の歴史や文化を感じられる古民家で開かれる夜明かし談義、地元のアーティストや音楽愛好家によるコンサートなどが繰り広げられます。

 イベントを運営する「あいはら夜祭り実行委員会」の母体である「ウェルカム to 相原実行委員会」は、地域の飲食店や商店の魅力をより多くの人に知ってもらい経済を活性化させたいと「相原スタンプラリー」を実施したり、町外からの来訪者を増やすために地域の木々や竹を生かしたツリーハウスをあちこちに作って「ツリーハウス・ヴィレッジ」としようという活動に、段階的に取り組んできました。「あいはら夜祭り」もその一つです。第1回は昨年4月、小山田にある大谷里山農園で「ぷち夜祭り」として、マウンテンバイクやテント泊、ドローン、バーベキューなどのコンテンツを試験的に行い、手応えを感じたそうです。今回は、地域内外のさまざまな団体や店舗の協力を得て、内容も規模も拡大し町全体で展開されることとなりました。

ツリーハウス1号機
ツリーハウス1号機

 「ヘラクレスレース」などが開かれるA会場は、大戸緑地の整備などにボランティアで取り組むNPO法人「雪の木」の理事長を務める花形亮一さんの畑と林です。ここには日本大学理工学部非常勤講師で橋の構造専門の技術士 関貴司さんが設計した「ツリーハウス1号機」があります。関さんは「地域で繁茂して厄介者扱いの竹を逆に材料に活用し、地元の理解者の庭にツリーハウスを次々と作って『ツリーハウス・ヴィレッジ』とし、町外にアピールするシンボルにしたい」と話します。花形さんは「ヘラクレスレース」のために、林に生える木と畑を提供します。「相原には南斜面に豊かな自然が広がっています。住民みんなで知恵を出し合って、その魅力を全国に発信する機会にしたい」と笑顔を見せます。

花形亮一さん(左)と関貴司さん(右)
花形亮一さん(左)と関貴司さん(右)

  第1回からのユニークの取り組みの一つが、モーターホーム(キャンピングカー)の体験です。宿泊施設がない会場で泊まって楽しんでもらうために、休業中のスーパーの駐車場をモーターホーム展示サイトとして活用します。同地区でモーターホーム文化の普及に取り組む「トレックス・ガーデン」の戸川聰さんが全国から仲間を招き、自慢のモーターホームを紹介します。戸川さんは「モータホームサイトさえあれば、素通りされずに滞在してもらえる。サイトには地元の飲食店が出店するので、地域のおいしいもの食べながら地域の人たちとのコミュニケーションを楽しんでほしい」と話します。

戸川聰さん
戸川聰さん

 相原に滞在し地域の人と交流する取り組みとして、明治初期から養蚕の出荷拠点だったという古民家「耕地亭」に残る立派な囲炉裏端では「古民家探訪(いろりを囲んで夜明かし談義)」が行われます。「耕地亭」は、今はレンタルスペースとして活用されていて、あいはら夜祭りでは庭にはステージや客席を手作りし、無料休憩所やコンサート会場となります。

古民家「耕地亭」の囲炉裏端
古民家「耕地亭」の囲炉裏端

 「ウェルカム to 相原実行委員会」の仕掛け人で、IT業+ものづくりに取り組む「有限責任事業組合二驥(にき)工房」の野戸美江さんは、「経済活性化を目的として2年前にスタンプラリーを企画したところ、参加を希望する店舗が半年で2倍以上に増え、地域を元気にしようという機運が自然と生まれ、商店会や市域を越えた店舗同士の横の繋がりが拡がりました。そして地域活性化のさらなる起爆剤として、地域の外から人を呼ぶ『ツリーハウス・ヴィレッジ』と『あいはら夜祭り』を考えました。前回の『ぷち夜祭り』は相原から離れた小山田で開催しましたが、はるばる相原から出店してくれた店舗も多数ありました。今回は地元相原の商店はもちろん、横の繋がりで逆に地域外のお店も参加してくれます。また、地元の郵便局や銀行、幼稚園、里山を整備しながらマウンテンバイクを楽しむまちさが里山サイクリングの会や里山グリーンビレッジ@寺田など、多くの人たちが活動に賛同し協力をしてくれる上に、『○ごと大作戦』第1号ということで地域以外へも広く発信できて嬉しいです」と話し、「2回目となると協力者から新たな提案が出たり、得意分野ごとに分担して準備を進めたりしています。次回は若い人たちにもっと前面に出てもらおうと思います。各自が出来る範囲で参加すると、全体で大きなものとなって実現していく。いろいろな考えを重ねてみんなで創りあげ、軸を外さないよう拡げていく。そんな活動がいいですね」と今後を語ります。

野戸美江さん
野戸美江さん

 あいはら夜祭りは雨天決行ですが、気象条件によって中止となるアトラクションもあります。一部事前申し込みが必要なイベントもありますので、ご確認ください。詳しくは「ウェルカム to 相原実行委員会」のホームページ(http://www.enjoy-aihara.com/)で。

ウェルカムto 相原 あいはら夜祭り実行委員会の皆さん
ウェルカムto 相原 あいはら夜祭り実行委員会の皆さん 「あいはら夜祭りに来てねー」

▶︎関連作戦ページ 第2回あいはら夜祭りwith 大戸武蔵岡さくらまつり作戦

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